「第三者の目からしっかり調査をしていただき、改めるところがあれば改め、信頼回復できるようにしっかり対応していきたいです」
「厳しい第三者の目で見た上で調査をしてもらいたいと思います」
「しっかりと法律の専門家が精査するものであります」
「細かいことについては、第三者の厳しい、公正な目に任せたいと思っています」
「これも、弁護士に調査していただきたいと思っています」
「それも、きちんとした専門家に調査していただきたいと思います」
まー、これほど恥知らずな会見は野々村以来だろう。あちらは県議、こちらはそれなりに大物である。
あの尊大な舛添が謝罪するだけでも見物だが、これほど悲惨な内容は想像を絶している。言い訳、言い逃れでさえなく「これから第三者が調べる」の一点張り。
記者「これまで購入された美術品とか書籍は、今、どこでどのように保管されているのか」
舛添「それについてもしっかり第三者の方に精査していただき、公表したい」
ここまでくるとコントである。寄席でやってもおかしくない。「ところで今日のパンツの色は?」と聞いても「専門家の調査を待ちたいと思います」と答えたのではなかろうか。こんな会見では火に油どころかナパームである。堂々と開き直る方がまだマシだったのではないかとさえ思う。
舛添が当選したときの選挙結果を改めて見ると、圧倒的大差での当選だったのだねえ。細川と共産党の宇都宮が束になってもまだ足りない。
なんでこんな奴が知事になったのかと言うが、ほかに有力な選択肢もなかったことがわかる。
常識ある人間なら、共産主義者の宇都宮を支持するわけにはいかない。
細川は小泉と組んでの「原発ゼロ」ばかりでなんだかよくわからない。政権を投げ出した過去もある。
田母神は政治家としての力量は未知数だし、その後のことはご存知の通り。
もちろん舛添も「ご覧の通り」ではあるが、この時点ではほかに選びようもない。
俺が俺がと他人を蹴落としてでも政治家、いや政治屋になりたがる連中が多すぎる。
それでも、その中では選り抜きの者が当選するのだから、少しはましなのが現れるだろうと期待するしかないのだが、結果は「ご覧の通り」。情けない話である。
こんなみじめな会見をする男を、自民党都連・公明党都本部・連合東京が推薦していたのである。こやつらにも責任を感じてもらわなきゃいけない。公認候補でなければ身体検査はしないものなのだろうか。
政治さえしっかりしてくれるなら、多少のことには目をつぶっても良い。
しかし、最近の政治屋はあまりにもお粗末だ。
情けなくって、涙が出らあ。