立原恭輔「自由主義者の日記」

保守の立場からの政治問題を主とするblogであったが、いつの間にか「矢島舞依」「Velka」などを中心としたロックファンblogの様相を呈しつつある。 学位は博士(専攻は非公開)。

mars 2020

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1泊2日で京都に行ってきた。飛行機で伊丹に飛び、バスで京都に移動した。飛行機の換気能力は尋常ではないので、機内でのウイルス感染は心配しなくてよい。

バス一日乗車券を購入し、娘が赤ちゃんのときに歩いた嵐山や清水寺を家族で巡った。
近年の嵐山は観光客でごった返す状況だったそうだ。観光地だけあってそれなりの人出はあるものの、コロナ騒動のせいかそれほどの混雑は見られない。八坂神社も清水寺も平安神宮もスムーズに参拝することができ、実に快適であった。

欧米系の観光客はぽつぽつと目にしたが、中国語を耳にしたのは1回だけ。今の時期に大陸から来る者はいないだろうから、台湾人だったのだろうか。韓国人には出会わなかった。
着物のレンタルが流行っているようで、若い女性はもちろん、着物姿のカップルもかなり見かけた。白人女性の着物姿も意外と板についていた。

残念だったのは、ホテルの朝食ビュッフェがセットメニューに変更されていたこと。並べられたものを目移りしながらよそって回るのがビュッフェの楽しみなのだが、これもコロナ対策なので仕方がない。

それほど贅沢な旅ではないので、京都にお金を落としてきたと胸を張ることはできないが、誰も行かないよりはいいだろう。手近な観光地に自家用車で行くか、飛行機で移動すれば、それほど感染を恐れる必要はない。通勤電車よりはるかに安全である。

相模原
死刑反対

殺してもよい命はあるのか?
あるに決まっている。

警察官職務執行法第7条による武器使用、死刑囚、正当防衛による殺害、自衛戦争など。

しかし個人が人を勝手に殺すことは許されない。
これらを故意に混同して、虐殺者に対する死刑反対を叫ぶ者は害でしかない。

「死刑の廃止とは,どのような兇悪無慈悲な行為をする者に対しても,犯人の生命だけは保障するという法律を作ることにほかならない」(植松正「再訂刑法概論Ⅰ総論 )

記事

フランスは生活必需品以外の営業が突然禁止されたが、「場当たり的だ」「補償はどうする」
と騒ぐ前に対ウイルスで一致しているようだ。
政権批判のチャンスとばかりに騒ぎ、日本社会を分断しようとする日本の揚げ足取り野党や左翼メディアとは大違い。


記事
「生活か安全か」と言われたら、安全が大事に決まっているのだから、こういう見出しは適切ではない。
この問題で考える必要があるのは「安全確保のために、どこまでする必要があるのか」である。
前にも書いたが、100人レベルのイベントに感染者が参加する確率は、いまのところ極めて低いと思われる。たしかにライブハウスやジャズバーで感染した事例はあるが、通常通り営業しているライブハウスもいくらでもあり、そうしたところからどんどん感染が広がっている状況ではない。

特におかしいのは「こんなときに自粛しないのは不謹慎」といった意見である。
人が死んでいるときに不謹慎だと言うなら、インフルエンザで毎年百人単位の人が死んでいるのだから、毎年自粛しなければならない。

政府が要請しているのだから、という意見もあるが、たしか政府要請には規模は明示されていないはずである。明示されてなければ何をしてもよいと言っているのではない。数千人、数万人が集まるイベントでは感染拡大の蓋然性が高いと考えるべきだが、小規模イベントでその確率は低いのだから、そこを考慮して判断するべきだと言っているのだ。

どんなに小さな可能性でもつぶす必要があるというなら、仕事も含めて外出を禁止するぐらいのことをしなければならないはずである。現に、フランスは生活必需品を扱う店以外の国内全ての店舗を休業にする政府決定を発表し、スペインも非常事態を宣言して同様の店舗休業措置を取り、住民の外出を制限すると表明している。日本はそこまでやらなければならない状況ではないと思う。

ここではライブハウスの話をしているが、その他のことも同じ。高校野球も無観客なら問題なかったと思うし、旅行に行っても構わない。交通機関は空いているようだから、電車や飛行機での感染可能性も低いだろう。

有名ミュージシャンがライブの自粛を呼び掛けたりしているが、彼らが特に知見を持っているわけではないので、各自が判断すればよい話である。

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家内とスーパーに行ったら、トイレットペーパーとティッシュペーパーが売り場に出ていた。まだ「一家族1パック」の制限はあったが、もう大丈夫だろう。
大丈夫というより、もともと供給に問題なかったものが、デマのために品不足となったのである。そのデマの発信元のひとつが共産党系団体の職員だったことが明らかになっている。

それでも、トイレットペーパーとティッシュペーパーとを買い求める人がいた。家庭の在庫がなくなってしまったのだろうか。それともやっぱり心配なのか。

ありがたかったのは「トイレットペーパー4ロールあればひとり一か月はもつ」という情報である。我が家には多少の在庫があったのでまあ大丈夫と判断し、花粉症の家内はマスクは探し求めていたものの、ペーパーに行列することはなかった。

情報の出元はテレビだったか、ネットニュースだったか、はっきりとは覚えていないが、メディアはこういう情報を流して平静を呼びかけるべきである。
今日もどこかの局のニュースショーは、画面右上に「恐怖!」という文字を出したままで新型ウイルスに対する国民の不安をあおっていた。

そういえば、代々木公園でデング熱が発生したときも大騒ぎになった。平成26年(2014)のことである。あらためて検索してみると「デング熱は陰謀!」と断言するHPまで残っている。

今回の新型ウイルスは、中国発祥であるとはっきりしているせいか、さすがに「安倍の陰謀」「米軍の生物兵器」という者はいないようだ。「中国の軍事施設から漏れた」という説はあるようだが、「中国の陰謀」という者はいない。その代わり「対応の遅れた安倍による人災」という話はあるようだ。そういって政府を批判する野党が、初期段階でどういう対策を発表していたのか、あまり聞こえてこない。

中国との二重国籍が疑われる蓮舫は、中韓からの入国を制限したのが気に入らなかったらしく「入国制限に科学的根拠はあるのか、なぜイタリアからの入国は制限しないのか」と言いがかりをつけていた。中国政府は日本の方針に理解を示しているのだが、蓮舫はお国の政府の意見に従わなくていいのだろうか。

不明なことも多い新型ウイルスだが、メディアが流す数字を見ている限り「感染したら死ぬか重体」というようなものではなさそうだ。しかし、その数字を流しているメディアは不安をあおるばかりである。特にワイドショーはあおらないと面白くないからそうしているのだろう。

ニュースも新型ウイルスばかりで飽きてきた。老人や持病のある人は警戒するに越したことはないが、それ以外の者はもう少し平静になってもいいのではないか。

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