立原恭輔「自由主義者の日記」

保守の立場からの政治問題を主とするblogであったが、いつの間にか「矢島舞依」「Velka」などを中心としたロックファンblogの様相を呈しつつある。 学位は博士(専攻は非公開)。

juillet 2020


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2020.7.19に吉祥寺CRESCENDOで行われたNoble rebel無観客ライブ配信。
初めて「投げ銭」というものをやってみたところ、写真のハガキが届いた。形式上は、このハガキを買ったことになるのであろう。
発送するだけでも結構な手間だろうから、ライブハウスとバンドにとってどの程度のメリットになるものかわからないが、少しでも役に立つといい。

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矢島舞依「Hell on Earth Tour」東京単独公演を観に、渋谷Star Loungeに行ってきた。

ミニアルバム”Hell on Earth”発売後のワンマン、リリースツアー、リリースイベントがすべて中止/延期の憂き目にあっていたところ、東京での4/29ワンマンだけが3か月遅れでようやく開催されたのである。

久しぶりに出る渋谷は、人通りは少なめだが、以前とそれほど変わらない。
OPENの15分ほど前にStar Loungeに着くと、すでに数人が開場を待っていた。いつも整理番号1番を取っている女性がいない。また一緒に見るのを楽しみにしていたので、本当に残念。今回は自粛されたのだろうか。

入場前に問診票のような書式に、発熱や呼吸器症状がないことや住所・氏名・電話番号の記入を求められた。物販も、予めカタログが配布され、欲しいものにチェックを入れて提示する。これも接触を減らすための工夫であろう。ロゴ入りマスクとトートバッグを購入。
入場は、4/29のチケットから番号順に行われた。私は4/29チケットのあまり早い番号ではなく、前の方には行けないだろうと思っていたのだが、キャンセルが多かったようで、かなり早めに入場。入り口で体温測定を受けて中に入ると、床にガムテープで観客の立ち位置がバミッてあり、最前列下手に陣取ることができた。観客は、キャパ250のところに30人ほどだったろうか。

5分ほど遅れて幕が開き、バンドのメンバーが登場。
リズム隊はいつも通りBs.つよぽん、Ds.トーマス。上手側Gt.のShinjiはMOMOSEのゴールドのストラト。下手側Gt.は今回はShinyAではなく、初めてサポートする人だった。SCHECTERのJAGUARシェイプの7弦(AR-07?)と、ORANGEのパワーアンプにMARSHALLのキャビネット。JAGUARを使っている人はあまり見ないし、SCHECTERにJAGUARシェイプがあることも知らなかったので、ちょっと驚いた。

声援は禁止されており、観客はみんな無言で腕や頭を振り、曲間では拍手だけ。矢島さんに「みんなしゃべれないの?おかわいそうに……」と蔑まれるという(笑)、通常では考えられないLIVEではあったが、その分冷静にステージを見ることができた。どの曲だったか、矢島さんのhead bangingの美しさに見とれてしまった。

セットリストは以下の通り。
・Dominator(新曲)
→“Hell on Earth”のトップを飾る、矢島史上最速の楽曲。
・Masquerade
MC:わがサバトへようこそ!世界が哀しみと絶望に満ちるなか、サバトに集まってくれてありがとう。今日はLIVE配信もしている。初めて見たあなたも“しもべ見習い”です。
・箱庭
・Phantom Pain(新曲)
・深淵(新曲)
・キメラ(新曲)
・LUNATIC ISOLATION
MC:アルバムリリース後のツアーやイベントが全部流れ、ようやく今日を迎えられた。配信は初の試みだが、LIVE中のコメントが見られるというのは初めてで、こういうのも悪くない。
→このMCが長めに取られていて、その間ドアを開けて換気されていた。
・覚醒JINX
→後半のトップで一気に盛り上がった。
・Bloody Sword(新曲)
・Absolute Moon(新曲)
・理想郷-ユートピア-
→ドラムに合わせて手拍子を要求してからの流れは、このところ定番化している。
・カリギュラ
・BLOOD RESOLUTION
→終盤のソロ前に「生きるのに大変な世の中だけど、負けないで続けていきます、皆さんの光になれるよう音楽を続けていきます」

メンバーが退場すると、観客が手拍子でアンコールを要求。すると、過去のLIVEで録音してあったらしい「サーバート!」「サーバート!」のコールがPAから流される。これも粋な演出である。

MC:みんな声出しちゃダメじゃない!(笑)アンコールを催促したみたいでごめんなさい。もともと地位の低いバンドマンにはたいへんな時代になったけど(笑)、みんなで音楽ができて感無量です。心が蝕まれる感じもあって、SNSや音楽を楽しめない時期もあったが、リハを始めたら一瞬で戻ることができた。バンドのみんなで演奏して初めてできたこと。今日のサバトも、はじめは探り探りだったけど、“覚醒JINX”からみんな豹変したよね(笑)。配信が終わってラフに行こうと思っていたのに、まじめに語ってしまった。Encoreの2曲はいつもと違った選曲にしてみた。

Encore
・Stargazer
・Madness Party
→たしかにアンコールとしては珍しい選曲。“必要悪サバト”が演奏されなかったのは意外だが、その代わりが“覚醒JINX”だったのだろう。
最後に、メンバーとオーディエンス全員が手をつないで行う「バンザイのやつ」を、手をつながずに行った。
矢島さんの「どうもありがとうございました!」という声だけが響き、それに応えるのは、無言ではあるがあたたかい拍手。

以上、約1時間40分、ワンマンとしては短めのステージであった。



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永江一石という人は、ほぼ一貫して「コロナで騒ぎすぎ」と論じている。
上のグラフは、検査陽性者数・重症者数・死亡者数を表したものだが、陽性者が増えても、重症者も死者も増えていない。

・4月までは4日以上熱がある人のみでしかもCT撮って怪しい人だけ。つまり有症状者のみをPCR検査していた。検査対象は発症している人
・ところがいまは症状もない全員検査をする
・コロナでは98%が無症状または軽い風邪程度
・以前なら検査されない98%にたいして検査してるんだから、陽性がたくさんいて当たり前。4月におなじことしたら万単位でいたはず

この分析には説得力がある。
そして「『PCR陽性=感染者』とは必ずしも言えない」ということが重要なポイントである。

・検査対象者の体内からウイルスの遺伝子が発見されたという時は以下の可能性がある。
1 検査対象者が感染している
2 検査対象者がウイルスを吸い込んだがまだ感染に至っていない
3 検査対象者が自然免疫でウイルスを駆逐した残骸が残っている

・2と3は感染者とは言えない。つまり、PCR陽性は必ずしも感染者ではないし、ましては患者でもない。陽性が出た人には感染してない人も多く含まれているのは間違いない。
・4月のように「PCR検査は4日以上熱があって、CTで肺を確認してから」に戻せば、新規感染者か1日せいぜい数十人程度に落ちるはず。なによりの指標はごまかしようのない死者数と重症者数。
・インフルエンザの無症状率は4割、肺炎球菌は幼児の8割が発症せずに保菌するが、これらの病気はPCR検査で陽性で判断したりはしない。


詳細はリンク先を見ていただきたい。
私は専門家でも何でもないので、この説が絶対に正しいと言い切ることはできない。
インフルエンザや肺炎球菌と違って、ワクチンや特効薬がないところが武漢ウイルス=新型コロナの不気味なところではある。

この騒ぎが始まったころから「そんなにバタバタと人が死ぬような病気なのか?」という違和感が拭えなかったのは確かで、それは過去の本blogを参照いただければわかると思う。
ただし、それは結果論に過ぎず「それ見たことか、俺の意見は正しかった」などという気はさらさらない。

所詮、素人は誰かの意見を受け売りするしか能がない。それはマスメディアも同じであるが、そろそろ少し前の日常に戻ってもよいのではないかという思いは強くある。



Noble rebelの無観客ライブ配信を見て、初めて「投げ銭」というのをやってみた。
2018.5.20に横浜Baysisで見て以来、生で見たことはないのだが、音に埋没しないLaanaのBs.とMayuのsteadyなGt.が気に入って注目していたバンドである。

配信では面白くない……と思っていたが、他の観客と一緒にチャットで声援を送るのも悪くない。
ただPCのスピーカーでは音が悪く、一番聞きたいBs.がほとんど聞こえなかったのは残念だった。イヤホンにすると、なぜかVo.が聞こえずカラオケのようになってしまうという不思議な現象もあった。

いずれにしても、こういう形でバンドやライブハウスを支援できるのは、良いことである。



武漢ウイルスが流行り始めた時、フランスびいきの日本人が「日本の対応は甘すぎる!フランスを見習え!」と言っていた。
無知な日本人啓蒙のために、わざわざブログを開設したフランス帰りの留学生(医学生でも何でもない)までいた。
で、フランスの死者は3万以上、日本はまだ1000人未満。

東京では感染者が増え、第2波が来るとも言われているが、重症化する人はほとんどいないらしい。

最悪に備えるのであれば、ウイルスが変異して強毒化することも想定に入れ、欧米並みの強力な規制をすべきということになるだろうが、法的にそれは無理。また、規制によって経済的に困窮する人が激増することを考えれば、どちらがいいかはわからない(ペストみたいな致死率なら、規制強化の方がはるかにましだろうが)。

私自身は、正直あまり気にしておらず、そんなに感染力の高い危険な病気なら、満員電車で蔓延して東京全滅ぐらいの勢いになるはずだと思っていた。勤務先を含めた身の回りにも、ひとりの感染者もいない(もちろん無症状感染者がいる可能性はあるが)。

専門家ではないので断言することはできないが、いまぐらいの制限でぼちぼちやっていけばいいのではないかと思っている。まあ、テレビ朝日が重宝しているような「専門家」が、ことごとく予測を外しているようなので、誰にも断言はできないのだろう。

「アゴラ」の論者が、接待を伴う店の出入りに身分証明の提示を義務付け、クラスターが発生したらつぶしていくだけで充分、それ以外の規制は不要だと言っていた。そうなのかもしれないという気もしないでもない。

それにしても、飲み会にも夜遊びにも興味がなくて、幸いである。


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